種を蒔く人

子どもの読書のことや、公共図書館、学校図書館の役割について斜め方向から考えます。

AEDサスペンスドラマゲーム「心止村湯けむり事件簿」から図書館に足りないものを考えた

発足して2年「減らせ突然死AEDプロジェクト」

 

www.asahi.com

 

チャー、チャー、チャーン!

 

 

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キャアアアアアアアア!!!温泉旅館で男性客が突然倒れた!!!

死んでいるのか?

いや、まだ息はあるようだ。

 

aed-project.jp

 

と、いきなりですが、このゲームやってみました。

しっかりとしたドラマ仕立てで、

合間合間にAEDについてのクイズが盛り込まれています。

時間も丁度よく、大変分かりやすくて、とても面白かったです。

 

 

減らせ突然死AEDプロジェクトとは

 AEDが一般の人でも使用できるようになったのは、2004年からでした。

その年から2014年までの10年間で約63万6千台が販売され、

そのうちの約51万台が駅や商業施設、学校や公共機関に設置されたそうです。

しかし、実際に一般の人が公共の場で咄嗟の時にAEDを使ったのは、

2014年の調査ではたった4%という低さでした。*1

 

 

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そこで2014年、日本循環器学会などが、

「減らせ突然死 AED プロジェクト」を立ち上げました。

 

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aed-project.jp

 

積極的にAED講習をしたり、子どもたちに命の授業などをしたり、

多方面にわたり活動をし、

AEDについての知識とちょっとの勇気さえあれば

救える命があることを伝え広めておられます。

 

www3.nhk.or.jp

 

 

ところで、伝えたい情報を、氾濫する情報の中に埋もれさせず、

一般の人に見つけてもらい、興味を持ってもらうことは、

そんな容易いことではないと思います。

その際に、最も気をつけなくてはならないのは、やはり、

専門家ではない人にも分かりやすい言葉で伝えることではないでしょうか。

そして、いろいろな興味関心にひっかかるように、

いろいろな手法を使うことが大事なのでしょう。

なにしろ「一般の人」というのは、

老若男女、いろいろの職業、いろいろの趣味嗜好があり、

ほんと「いろいろ」ですからね。

その「いろいろ」の人に関心をもってもらうには、

ほんと「いろいろ」やっていくしかないんだよなぁ〜と思いました。

 

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120年以上の歴史を誇る「日本図書館協会

 

それでは図書館は、

「いろいろ」の人にとって図書館が「いろいろ」に役立つかということを、

「一般の人」にいろいろ発信できているのかな?

 

 

日本図書館協会とは

図書館の進歩発展を図り、人々の読書や情報資料の利用を支援し、

文化の発展や学術の振興に寄与する目的の「日本図書館協会 」ですが、

その歴史は、実に120年以上というのです。

なんと明治25年に結成されたとか!すごいですよね。

 

ちなみに、2014年に公益社団法人に認定されたそうです。

その会員は、図書館員や図書館を支える個人及び施設ということですが、

過去には夏目漱石などの著名人も会員だったそうです。

なんというか、由緒正しき、伝統ある「日本図書館協会」って感じですね。

 

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だからなんなの?と

「一般の人」である私などは思いますが。。。

 

 

 

では、日本図書館協会のやっている事業を紹介しますね。

 

①図書館員の育成に関すること(研修や講習)

②図書館運営に関しての支援や政策の提言

③調査、研究

④運営や選書のためのツール作成

⑤機関誌の刊行

⑥図書館の進歩促進のためのキャンペーン

⑦図書館の進歩促進に貢献した人を表彰

⑧国内外の図書館団体等と連携、協力、支援

 

 また、毎年秋には、全国から図書館関係者が集まり、

全国図書館大会」というのも開いているんだそうです。

この大会など、2014年には記念すべき100回目を迎えたというのです。

日本の図書館の歴史って、すごいもんですね。びっくりぽんや!

 

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だけどどうしても、

うちわだけで頑張っているだけで、ちっとも外に発信している感じがありません。

専門家同士で研究や研修をし切磋琢磨することも、進歩発展に必要でしょう。

けれど、公共図書館に関して言えば、

「一般の人が利用してなんぼ」と思うんですけどねー。

利用されてこそ、重宝されてこそ、進歩発展すると思うんです。

図書館員も育成するばっかりではなくて、

働く場がなければ役に立てないし、スキルも磨けないし、

社会的に認められなければ人員削減される一方と思うんですよ。

 

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www.tensyoku-station.jp

 

 

創立30年の「日本FP協会」

 

例えば、「日本FP協会」という団体があります。

ファイナンシャルプランナー」なんて、10年ほど前は聞き慣れない言葉でした。

それが、今ではずいぶん浸透したように思います。

 

 

日本FP協会とは

日本FP協会は、1987年に創立され、1990年にはFP資格認定試験制度を確立します。

その2年後には、米国のIBCFP(現CFPボード)と業務提携合意書に調印し、

日本へのCFP®資格制度導入を決定付けました。

そして会員資格をライセンス化しました。

2001年には、特定非営利活動法人NPO法人)として認証され、

会員数は10万人を超すということです。

 

www.jafp.or.jp

 

この30年間、協会がやってきたことは、

ファイナンシャルプランナーをライセンス化して

スキルを一定に保つことや、

その名称とスキルを一般の人に知らせ、

社会的な身分(ステータス)を確立していったことと思います。

 

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内側ですべきことと外側に向けることと両方をしてきたのですね。

しかも、外側へは

分かりやすい言葉と興味関心を集めるような手法を心がけたのだと思うのですよ。

 


CM 日本FP協会 「2014」

 

 

 

まとめ

 

教育関係に多いのでしょうか?

「●●振興運動」「●●推進委員会」などなど、

PTAがするような運動や大会も、

どういうわけか、うちわだけで盛り上がり、

うちわの人たちがそれぞれでお国自慢し合って、

「すごいよねー!」「いいよねー!」

「こうすべきだよねー!」「だよね、だよねー!!」

と言い合ってお終いなあの感じorz

全然、外側に向けて発信する努力をしないで、

関心を持たない人の方を「おかしい( ̄3 ̄)」と見るようなあの雰囲気orz

 

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しかし「図書館大会」は、

動員で集められているだらしないPTAの「だよねー大会」とは、

絶対に違うはずというのは分かっていますよ。

まずもって、PTAみたいに動員されて嫌々参加じゃ絶対無いはずです。

それに、皆様勉強家でとても真面目で、とっても前向きのはず。

PTAは後向きがデフォルトなんです。えへへf^_^;)

 

 

でも、やっぱり、

一般の人向けの分かりやすい言葉と

興味関心を集める手法がまだまだ足りない気がします。