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種を蒔く人

子どもの読書のことや、公共図書館、学校図書館の役割について斜め方向から考えます。

子どもがあっさり寝付くトクホみたいな絵本

子どもと子どもの周り 本・物語について すべて見てみたいときはココ☜

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 

10分で子どもを寝かしつける魔法の絵本が、今、売れに売れているらしい。

 

 

 

科学的効果が実証済みのまったく新しい絵本

だそうです。

 

 

心理学・行動学の見地から眠くなるマジックが仕込まれている

 

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著者、カール=ヨハン・エリーンさんは、

スウェーデンの心理学・行動学の科学者です。

子どもが自然に眠くなる行動などを研究して、

本文中で読み手に向けて、細やかな指示を記しているんだそうです。

その指示通りに読んだり、あくびなどの行動をすると、

子どもは自然に眠りにつくらしいです。

 

ネットでは、5分であっさり熟睡した!

という声もみられます。

なかには、自分も眠ってしまったorz

という声もありました..zzZZ

 

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睡眠セラピストにより完訳された。

m.huffpost.com

 

日本語版を監訳したのは、快眠セラピストの三橋美穂さんです。

快眠セラピストによると、眠るためのメソッドが物語に入っているらしい。

 

 

機能付絵本も進化したもんじゃわい!

 

今までも、時計の読み方が分かるようになる時計付き絵本や、

ボタンを押すと、童謡が聴ける電子音付き絵本とか、

そんな子ども騙しというか、じじばば騙しの機能付絵本がありましたが、

これはなんだか雰囲気が違いますね。

睡眠導入機能付き絵本とは!!

それも、科学的効果が実証済みとは!!大したもんですよね。

 

まるでトクホみたい!!すごおい!!

 

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トクホとは、特定保健用食品の略称。からだの生理学的機能などに影響を与える成分を含み、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなど、特定の保健の効果が科学的に証明されている食品のこと。

 

 

ダイアロジック・リーディングってなんだ?

 

 

それはさておき、この魔法の絵本を私が知ったのは、

先日、『世界で一番受けたい授業』です。

大阪女学院大学学長の加藤映子氏が紹介されました。

その加藤映子氏は、ハーバード大学出身で英語学部教授で、

アメリカ式のダイアロジック・リーディングを提唱されているそうです。

ダイアロジック・リーディングとは、

子どもに絵本を読んであげる時に、そのまますーっと最後まで読み通すのではなくて、

合間で子どもに質問をし、

次の展開を子どもに予想させ答えさせながら読む方法だそうです。

 

 

ここに紹介されていました☟

yumenavi.info

 

 

母はすでにダイアロジック・リーディングしてたのか?

 

加藤映子氏の話によると、

会話をせずに通して読み聞かせする日本式の読み聞かせよりも、

アメリカ式のダイアロジック・リーディングをする方が、

子どもの語彙力をつけるのに効果的らしいですよ。ヘェ〜。

 

 

たしか、うちの母が孫に絵本を読んであげている時に、

いちいち合間合間で質問したり説明したりしていて、

私は横目で見て、ちょっとイラッとしているんですけど、少し似ていませんか?

私は、この母のやり方は、

いちいち何か教え込ませよう考えさせようという

大人の企みが明け透けで、とっても嫌なんです。

ダイアロジック・リーディングって、こういうことでしょうか?

 

 

実を言うと、

私は母に絵本を読んでもらった記憶がないんですよ。

あるのかもしれないけど、覚えていないんです。

母からは作文の添削をしてもらった記憶はあっても、

絵本を読んでもらっていなかったと思っています。

絵本は、「自分で読むもの」でした。

でも、もし、母は絵本も読んでくれていて、

ただ、この「ダイアロジック・リーディングもどき」な読み方のせいで、

私が記憶していないのだったら哀しいですね。

もしそうだとしたら、

楽しまない読み聞かせは、子どもの心に留まらないってことですよね。

 

 

「何を目的としているか」の問題だと思うんです。

語彙力をつける「お勉強」なのか、単なる「お楽しみ」なのか。

私たちが考える絵本の読み聞かせは、

読み聞かせによって親子の心が通い、その安らかな記憶や愛された記憶が、

心に留まらないと意味がないと思うんです。

その子の心に留まった優しい記憶が、

広い世間へ出て行った際に、へこたれない力となってくれるんだと考えるのです。

そのことを、先人の方たちが経験と研究から実証してこられました。

だから、私たちはやっぱり、

日本式と呼ばれる「お楽しみ」の方の読み聞かせを支持していきたいと思います。

 

 

日本の児童文学を牽引されてきた方々は、

アメリカやイギリスの児童図書館から多くのことを学ばれて、

子どもたちに直にサービスしている図書館員と交流し、

自分でも読み聞かせしたりお話(ストーリーテリング)をしたりして、

そうやって研究を重ねてこられました。

だから本当は「日本式」と言ってしまうのは少し違うのですけどね。

 

 

感想

 

それにしても、

語彙が増えるようにという意図が前面に出た絵本タイムも、

睡眠導入機能付き絵本でとっとと寝かしつけようとする絵本タイムも、

なんだか大人の都合ばかりのような気がしちゃいますね。

ただ、睡眠障害を抱える赤ちゃんも子どももいるんです。

また、最近は、生活習慣から睡眠障害を引き起こす子どもも大人もいます。

安らかな眠りのために、夜は明かりを少しおとして、

静かに本でも開くゆったりとした時間を心がけたいですね。私も。

 

 

おやすみの時間におすすめの絵本 

 

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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  • 作者: マーガレット・ワイズ・ブラウン,クレメント・ハード,せたていじ
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  • 発売日: 1979/09
  • メディア: 単行本
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おやすみなさいのほん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

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