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種を蒔く人

子どもの読書のことや、公共図書館、学校図書館の役割について斜め方向から考えます。

子どもたちには「真の言葉」を聞かせたい

 

時々、立ち止まって開きたくなる絵本

 

たいせつなこと (ほんやく絵本)

たいせつなこと (ほんやく絵本)

 

 

こうも周辺がざわざわと複雑化していると、

時々何が大切なのか見えなくなる。

むしろ大切な事ほど見えにくいのかもしれない。

 

世の中はひとつの事に出来るだけ多くの付加価値を求める。

あんな事こんな事出来るオーブンレンジや、

1本に4色も5色も入りおまけにカスタマイズ出来るボールペンや、

1度で2度美味しいとかなんとか…。

そういうの、便利で素敵だと思う。

それでもソフトクリームはミックスじゃなくて、基本のバニラを選択してしまうorz

ロールケーキは抹茶じゃなく、基本のバニラを選択してしまうorz

 

そんな私は、時々、これで大丈夫?と不安になって、この絵本を開く。

 

 

 

 

真の言葉

 

ジブリアニメは、

一貫して「真の言葉」や「真の名前」に拘っているなと思う。

でも、「真の言葉」だからと大見栄きって声高に言うことは危険だ。

正論はいつだって叩かれる運命だから。

でも、心の奥にどっかり据えておかなくてはいけないと思う。

千と千尋の神隠し』で、主人公、千尋は、

名前を紙に書いて湯婆婆に渡すときに字を間違えたから、

後半で自分の本当の名前を思い出せたんだとネットの中の人たちは言っている。

 

 

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千尋が正確に「荻野千尋」と書いていれば、

すっかり自分の名など忘れてしまって、

もうこの世には帰ってこられなかったのだろう。

あのままずっと湯屋で働き続けたのだろう。

 

 

matome.naver.jp

 

 

 

銀魂が終わった

 

先週、うちの息子どもが楽しみに観ている銀魂が最終回を迎えた。

 

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後半の戦闘シーンは凄まじく、

斬って斬って斬りまくり、斬られて斬られて斬られまくり、

それでも主人公と主要人物は死なないのだった。

どんなに斬られようとも、なぎ倒されようとも、

ボロ雑巾みたいになろうとも、死なないで闘い続ける。

そういうのを見ていると、

今の子どもたちは、こんなにも強くあることを求められているのだなぁ

と、少し切なくなった。

どんなに辛くても、へこたれないで生きていかなくちゃなんないのだな。

 

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ドフラミンゴもようやく死んだ 

 

毎週、息子どもがアホづら並べて観ているワンピースも、

長すぎるくらいに長かったドフラミンゴとルフィの闘いに終止符が打たれた。

少年漫画は闘ってばっかだ。

 

ところで、ドレスローザの人々が言った言葉が印象的だった。

「海軍や政府のことばなど信じない。自分たちの国は自分たちで守る!」

 

そうだ!プリントされただけの薄っぺらな「正義」など要らない。

人々は「真の言葉」を信じたいのさ。

 

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と、どうのこうの言いながら、

案外面白がって観ている母σ^_^;です。

 

 

まとめ:昔話は真実を語る 

 

昔話がどうしてこんなに人の心に響くのか、

それは、昔話には真実が描かれているからです。

 

 

これは、松居直氏が講演会で話された時の言葉です。

 

こんなに複雑になってしまった今だからこそ、

子どもたちには真実が語られている昔話を話して聞かせたいと思う。

昔話は確かに作り話ではあるが、

その根っこには、複雑な人生を生き抜く知恵が込められている。

リアリティはないが、「真の言葉」に違いない。

だからこそ、こんなに長く語り継がれ、聞く人を喜ばせるのだと思う。

 

 

そして、ヒットする少年漫画にはそれが備わっていることを否定できない。

だから、子どもたちが掴んだ手を離さないのだと思う。

 

でも、それを上回るほどの壮大な物語が、児童文学の世界には存在する。

 

事実、尾田栄一郎氏が海賊漫画を描くきっかけになったのは、

子どもの頃に見たアニメ『小さなバイキング ビッケ』らしい☟

小さなバイキング ビッケ DVD-BOX1

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 そして、その原作は、スウェーデンの児童文学なんだよね。

小さなバイキングビッケ (評論社の児童図書館・文学の部屋)

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  • 作者: ルーネルヨンソン,エーヴェットカールソン,Runer Jonsson,Ewert Karlsson,石渡利康
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児童文学は子どもに最も伝わりやすい昔話の構成をとって、

まっすぐ子どもたちを冒険の世界へ誘ってくれる。

この雄大な世界を子どもの心で味合わないで大人になるなんて、もったいない。

だからアニメもマンガも否定しないけど、

私はやっぱり、子どもたちに昔話を語り、

その先にある児童文学へと橋渡しできたらと思うのです。

 

 

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