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種を蒔く人

子どもの読書のことや、公共図書館、学校図書館の役割について斜め方向から考えます。

朝の読書が1日をポジティブにする科学的な根拠

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朝は脳のゴールデンタイムなんだって

 

 

 

茂木健一郎氏曰く、朝は「脳のゴールデンタイム」なのだそうだ。

 

まず、誰にも邪魔されないのがいい。

そして、眠っている間に記憶が整理され定着している。

そのため朝起きて3時間は、脳がクリアにリフレッシュされているらしい。

そんな朝の脳は、クリエイティブな活動に適するという。

 

 

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脳科学的には、

 

朝は神経細胞「ニューロン」が結びつきやすく、

潜在能力を最大限に発揮するため、勉強や読書での効果が得やすい

 

また、

朝は快感を生み出す「ドーパミン」がたくさん分泌されるため、

難しいことや不得意なことでも好奇心いっぱいにとりくめる。

 

そして、

朝は幸せホルモン「セロトニン」が分泌されやすい。

だから気分をほぐしやすく、朝に気分が上がれば1日機嫌よく過ごせるというわけ。

 

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朝はすべてのリズムが活動を始める

 

人間の体内時計は、本来25時間なのに、地球の1日は24時間だというので、

このズレを太陽が調整しているそうだ。

 

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夜になり、メラトニンが分泌されると人間の脳は眠くなる。

そして、朝になるにつれメラトニンの分泌は抑えられ、

太陽光を感知すると分泌が止まるから、目が覚めるということらしい。

 

「火事場のバカ力」でよく知られているアドレナリンは、

体内時計を安定させる因子のひとつでもある。
それが、午前4時頃から分泌されはじめ、午前6〜8時頃にピークになるという。

 

 

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このように朝は、脳がもっともスッキリ、リフレッシュしている。

そして、体温、ホルモン、すべてのリズムが活動を始める。

このタイミングに読書をすると、

脳の血流がよくなり、脳の活動にはずみがつくというわけ。

ようするに、朝の読書は、思考を柔軟に働かせ始めるのに良いってことなんだな。

 

 

朝はポジティブ

 

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自律神経では、交感神経と副交換神経の切り替えがうまくいき、

交感神経を活発に働かせることが、脳の力を最大限に引き出せるポイントのようで、

脳にとって絶妙なバランスは、リラックスしつつも緊張感がある状態らしい。

だから、集中している時の脳は、α波とβ波が交互に現れるのだそうだ。

で、朝は、

α波を誘発するマイナスイオンが最も多い時間帯だからして、

自然とポジティブ思考にもなれる。

つまり、ポジティブで、集中力もあるということ。

そんな朝に読書などしてインプットすると、

思考もよく働き、自分の頭で考え判断する癖がつくんだそうだ。

 

 

読書のリラックス効果

 

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気分をほぐすという意味では、

イギリスのサセックス大学の研究結果が興味深い。

読書、音楽視聴、コーヒータイム、散歩、テレビゲームの5項目について、

ストレス解消効果を調べた結果が下のとおりだ。

 

  • 読書・・・・・・・68%
  • 音楽視聴・・・・・61%
  • コーヒータイム・・54%
  • 散歩・・・・・・・42%
  • テレビゲーム・・・21%

 

しかも、静かなところでの読書であれば、

たった6分間で60%以上のストレスが解消するという結果が得られたらしい。

しかしこの場合、ただ読むことでは意味がなく、

読むことで「現実を忘れ夢中になること」が重要ポイントみたいだ。

つまり、読書に限らず、

何かに没頭することでストレス解消ができるという。

 

shiro27.blog.so-net.ne.jp

 

 

まとめ:朝の読書運動についてもう一度考える

 

しつこいけれど、

最後にもう一度、あの学校での一斉読書「朝の読書運動」について考えてみる。

 

 

朝の読書による効果は、結局、

現実を忘れられるくらい夢中になれる本でないと意味がないことが分かった。

自発的でない、ただ字を読むだけの「読字」になっていたら、

それはもしかしたら、ストレスになっているかもしれない。

 

 

読書好きさんのダメなところは、

自分が読書するのが面白いからと他人にそれを押し売りするところです。

本を読むことは良いことでも、強制では意味がない。

 

 

じゃ、どうしたら自発的に本を読むようになるのか…難題だよね。

 

 

あの「朝の読書運動(略して朝読:アサドク)」は、

押し付けないようにしているように見せといて、

実は、「あなたのためなのよ」的な偽善を押し付けている。 

学校や教師はそういう性分なのか、いつも生徒に何かを与えようとする。

そして、ひとつ与えておいて、幾重にも効果を満たそうとする。

 

 

たった10分間の読書をさせて、

 

読めない子が読めるようになり、


集中力がつき、


読解力が高まり、


語彙が増え、言語能力が伸び、


遅刻が減少し、


授業にスムーズに入れるようになり、


生活のスタイルが変わり、


他人の気持ちを考えるようになり、


豊かな心と人間関係が育まれ、


自信と誇りを持てるようになるなんてね。

 

いくらなんでも欲張り過ぎじゃない?

 

 

このような教師による盲目的な善意の押し付けでは、

心から読書を楽しむ人には育たないんじゃないかと思った。

だから本当は、平らな視線で生徒と本について話したり相談できる、

教師とは違う立場の大人である「司書」の存在は大きいと思う。

 

なぜ、読書好きな教師ではなくて「司書」がいいのかというと、

生徒たちを育てなければならないとか、教育しなくてはならないとか、

そういうことを考えない、学校空間において数少ない一般人だからです。

 

 

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