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種を蒔く人

子どもの読書のことや、公共図書館、学校図書館の役割について斜め方向から考えます。

学校の図書室は、子どもたちの「第三の場:サードプレイス」になれると思う

www.huffingtonpost.jp

 

ハフィントンポスト 2016.01.05

『つながる図書館』の著者、猪谷千香さんの記事です。

 

便利だから利用する

 

 越中舟橋駅の乗降客増加をねらった、この「パーク&ライド方式」は好評で、隣接する自治体の人たちも越中舟橋駅を利用、図書館の利用者も併せて順調に伸びてきた。現在の図書館の利用登録は約1万8000人。村外の利用者が1万5000人ほどとなっている。

 

そりゃあそうだ。不便な場所にあったら、

よほどの用事でもなければわざわざ利用しはしないでしょ。

巷には、Amazonなんて便利なものもあるし。

大型書店もネット販売を始めているし。

今はネットさえあれば、何でも手に入る〜♪ わけです。

 


世界お金持ちクラブの歌.flv

 

そんなわけで、お金とネットさえあれば、

家から一歩も出なくても生きていける気がします。

これからは、高齢化地域こそ図書館が必要なのかもしれませんね。

出かけるのが億劫で、閉じこもりになる年寄りが増えると思うから。

人が集まるホットステーションとしても図書館があったらいいんじゃない?

あらま!この図書館の場合、まさに駅に併設!ステキだ!

 

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その上、その効果が人口増だというから驚きだ!

 

果たして、子どもに優しい図書館サービスがあるだけで、

人口増加にまでつながるものだろうか?

 

 

インパクトが凄い!

 

  記事によると、

一般財団法人地方自治研究機構が2014年にまとめた

「地域に人を集めるための施策に関する調査研究」

というレポートには、

「行政関係者と住民との危機感の共有」

「行政リーダーの事業に関する理解」

「議会への十分な説明」

の3点に尽力したことが、舟橋村の成功要因と分析している。

とある。

そして、驚くのは、年間予算13億の村が10億の図書館を作ったということ。

そのインパクトたるや、凄いもんだったでしょうね。

年間予算の削れない必要最低限の額の他の予算を、

全て図書館作りに投じたってことでしょ、これ。

おそらくこの村の近隣地域にも大した図書館がないと考えられるし、

それだったら近隣地域から移り住むことも考えるでしょう。

ちょうど新しい家族が増えて住み替えを考え中の若い夫婦が、

この駅近くに住もうっかなぁって考えるでしょう、やっぱし。

勤めから帰る途中に居心地のいい図書館があったら、そりゃイイよね〜

 

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日中嫌なことがあっても、気持ち切り替えて、

平和に帰還できそうです。

 

つまり、人々の潜在的な欲求に

ぴたりとはまっちゃったのね、

そこに目を付けた行政が素晴らしい‼︎

 

 

みんなのサードプレイスという役割 

 

 1989年にアメリカの社会学者であるレイ・オルデンバーグは、「サードプレイス」を提唱した。カフェや図書館など、家庭や職場・学校ではない「第三の場」とは「一個人が解放されくつろげる居場所」であり、

地域社会を活性化させるための機能であると考察した。

舟橋村立図書館も、地域における「サードプレイス」として機能しているといえるだろう。

 

この事から言えるのは、図書館は、

 

赤ちゃんとママにとってのサードプレイスにも、

 

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学生さんたちのサードプレイスにも、

 

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疲れたお父さんのサードプレイスにも、

 

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高齢者にとってのサードプレイスにも、

 

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みんなのサードプレイスになる得ることです。

 

 

公共図書館って本当に、

老若男女あらゆる人たちを包み込むマルチなサードプレイスなんですね〜

 

その結果、人口増加を生んで、村が潤うなんてことが起こるんですね。

 

 

これは、

住民が何を求めているか、欲しているかを、

潜在的なところも含めて追及した結果と思うのです。

船橋村、お見事‼︎

 

  

図書館に行くと知り合いばっかりだろうな。。。

 

しかし、小さな村だもんだから、

行くと知り合いばっかりに会うのだろうか。

学校サボって図書館に居たら、

お隣のおばさんに見つかって親にバレるんでないかな?

いや、隣の席のおばさんがお母さんだったらシャレにならない(^^;;

 

まあ、しかし、そうやって、

地域全体の大人の目が子どもたちを見守ることにもなるってことかな。

子どもも、悪いこともできないかな。

 

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少し窮屈な気もするけど、真っ直ぐ育つだろうな。

 

きっと大人になった時に「良かったな」と思える気がします。

 

 

ちょっとコロボックルの村みたいだぁ

 

コロボックルそらをとぶ (児童文学創作シリーズ)

コロボックルそらをとぶ (児童文学創作シリーズ)

 

 

コロボックルの村では、大人たちが子どもが気づかないところで、

子どもの冒険を見守っています。

 

 

そういう意味でも、この村は、

子育てしやすい、暮らしやすい

という評価を周辺住民から受けたのでしょう。

 

 

学校図書館に引寄せて考えてみる

 

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さて、この例は、小さな村の画期的な図書館の話でした。

こんな風にふと立ち寄れる図書館が身近にない人も多いと思います。

特に小中学校へ入ると、

途端に公共図書館から遠ざかるという話はよく聞きます。

子どもたちは、成長してせっかく自分で図書館へ行ける年になったら、

逆に図書館へ行かなくなるらしいのです。

 

でも、学校には図書室があるでしょ。

だから、公共図書館を利用しなくても、

学校の図書室を利用しているから足りているのでしょうか。

それならいいけど…

 

でも、もし、学校の図書室がいつも利用できないとしたら、

やはり、不便だから利用しなくなるのは当然のことですよね。

学生の図書館離れも、図書室離れも、仕方がないですよね。

利用者は、

「便利だから利用する。」

これに尽きる気がします。

 

学校の図書室利用実績が少ないというのであれば、

やはり、不便だからではないでしょうか。

 

借りたい本がない、またはみつからないorz

利用したい時に行ったら開いていなかったorz

本がボロボロorz

 

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理由はいろいろ考えられますが、

一度不便と感じられたら、もう利用しないと思います。

そのことを肝に銘じて、

学校の図書室も運営されなくてはならないのでしょう。

しかし予算が伴うことなので、

学校長並びに教育委員会

図書室に対する認識を上げることが大重要課題だし、

そこを動かすのはやはり、親や先生や地域住民の要望が大きいと思いますね。